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Luke 24

JapBungo: 明治元訳「舊約聖書」(1953年版) 大正改訳「新約聖書 · japonês

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1一週の初の日、朝まだき、女たち備へたる香料を携へて墓にゆく。

2然るに石の既に墓より轉し除けあるを見、

3内に入りたるに、主イエスの屍體を見ず、

4これが爲に狼狽へをりしに、視よ、輝ける衣を著たる二人の人その傍らに立てり。

5女たち懼れて面を地に伏せたれば、その二人の者いふ『なんぞ死にし者どもの中に生ける者を尋ぬるか。

6彼は此處に在さず、甦へり給へり。尚ガリラヤに居給へるとき、如何に語り給ひしかを憶ひ出でよ。

7即ち「人の子は必ず罪ある人の手に付され、十字架につけられ、かつ三日めに甦へるべし」と言ひ給へり』

8ここに彼らその御言を憶ひ出で、

9墓より歸りて、凡て此 等のことを十 一 弟子および凡て他の弟子たちに告ぐ。

10この女たちはマグダラのマリヤ、ヨハンナ及びヤコブの母マリヤなり、而して彼らと共に在りし他の女たちも、之を使徒たちに告げたり。

11使徒たちは其の言を妄語と思ひて信ぜず。

12[ペテロは起ちて墓に走りゆき、屈みて布のみあるを見、ありし事を怪しみつつ歸れり]

13視よ、この日 二人の弟子、エルサレムより三里ばかり隔りたるエマオといふ村に往きつつ、

14凡て有りし事どもを互に語りあふ。

15語りかつ論じあふ程に、イエス自ら近づきて共に往き給ふ。

16されど彼らの目 遮へられて、イエスたるを認むること能はず。

17イエス彼らに言ひ給ふ『なんぢら歩みつつ互に語りあふ言は何ぞや』かれら悲しげなる状にて立ち止り、

18その一人なるクレオパと名づくるもの答へて言ふ『なんぢエルサレムに寓り居て、獨り此の頃かしこに起りし事どもを知らぬか』

19イエス言ひ給ふ『如何なる事ぞ』答へて言ふ『ナザレのイエスの事なり、彼は神と凡ての民との前にて、業にも言にも能力ある預言者なりしに、

20祭司長ら及び我が司らは、死罪に定めんとて之を付し遂に十字架につけたり。

21我らはイスラエルを贖ふべき者は、この人なりと望みゐたり、然のみならず、此の事の有りしより今日ははや三日めなるが、

22なほ我等のうちの或 女たち、我らを驚かせり、即ち彼ら朝 夙く墓に往きたるに、

23屍體を見ずして歸り、かつ御使たち現れて、イエスは活き給ふと告げたりと言ふ。

24我らの朋輩の數人もまた墓に往きて見れば、正しく女たちの言ひし如くにしてイエスを見ざりき』

25イエス言ひ給ふ『ああ愚にして預言者たちの語りたる凡てのことを信ずるに心 鈍き者よ。

26キリストは必ず此らの苦難を受けて、其の榮光に入るべきならずや』

27かくてモーセ及び凡ての預言者をはじめ、己に就きて凡ての聖書に録したる所を説き示したまふ。

28遂に往く所の村に近づきしに、イエスなほ進みゆく樣なれば、

29強ひて止めて言ふ『我らと共に留れ、時 夕に及びて、日も早や暮れんとす』乃ち留らんとて入りたまふ。

30共に食事の席に著きたまふ時、パンを取りて祝し、擘きて與へ給へば、

31彼らの目 開けてイエスなるを認む、而してイエス見えずなり給ふ。

32かれら互に言ふ『途にて我らと語り、我らに聖書を説明し給へるとき、我らの心、内に燃えしならずや』

33かくて直ちに立ちエルサレムに歸りて見れば、十 一 弟子および之と偕なる者あつまり居て言ふ、

34『主は實に甦へりて、シモンに現れ給へり』

35二人の者もまた途にて有りし事と、パンを擘き給ふによりてイエスを認めし事とを述ぶ。

36此 等のことを語る程に、イエスその中に立ち[『平安なんぢらに在れ』と言ひ]給ふ。

37かれら怖ぢ懼れて、見る所のものを靈ならんと思ひしに、

38イエス言ひ給ふ『なんぢら何ぞ心 騷ぐか、何ゆゑ心に疑惑おこるか、

39我が手わが足を見よ、これ我なり。我を撫でて見よ、靈には肉と骨となし、我にはあり、汝らの見るごとし』

40[斯く言ひて手と足とを示し給ふ]

41かれら歡喜の餘に信ぜずして怪しめる時、イエス言ひたまふ『此處に何か食物あるか』

42かれら炙りたる魚 一片を捧げたれば、

43之を取り、その前にて食し給へり。

44また言ひ給ふ『これらの事は、我がなほ汝らと偕に在りし時に語りて、我に就きモーセの律法・預言者および詩 篇に録されたる凡ての事は、必ず遂げらるべしと言ひし所なり』

45ここに聖書を悟らしめんとて、彼らの心を開きて言ひ給ふ、

46『かく録されたり、キリストは苦難を受けて、三日めに死人の中より甦へり、

47且その名によりて罪の赦を得さする悔改は、エルサレムより始りて、もろもろの國人に宣傳へらるべしと。

48汝らは此 等のことの證人なり。

49視よ、我は父の約し給へるものを汝らに贈る。汝ら上より能力を著せらるるまでは都に留れ』

50遂にイエス彼らをベタニヤに連れゆき、手を擧げて之を祝したまふ。

51祝する間に、彼らを離れ[天に擧げられ]給ふ。

52彼ら[之を拜し]大なる歡喜をもてエルサレムに歸り、

53常に宮に在りて、神を讃めゐたり。

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